2009年02月13日
(続くかどうかわからない)メンテナンス講座 第一回 〜バーテープの巻き方〜
一度はやってみたいと思われる方が多いのではないでしょうか。
ちょうど新車にバーテープを巻く機会があったので(しかも柄つき)、
一人で組みながら写真を撮った為ちょっとリアル感に欠けているとは思いますが、
解説付きでお送りします。
まず、ハンドルをブレーキクリーンなどでよく脱脂します。
今回のハンドルはW溝のシマノSTIだったので、溝を一つ埋めます。
当店ではケブラータイヤのビートの部分をカットして、それを使っています。
軽くて溝の形にもよく合います。
溝に這わす為、両面テープで仮止めをします。
そして当店ではガッチリとおさえる為、ストレッチの少ないビニールテープで
クロス状に固定します。
バーテープは、両面テープだけだと
やはり加圧のかかるところはズレることが多いので
両面テープで更に補強します。
ブレーキレバーのボトムの部分は三角の隙間ができてしまうので
柄が合うようにバーテープを切って、最初に貼り付けます。
CWSさんのアイデアで笑、洗濯バサミをフル活用し
押さえておくと非常に一人でやりやすいです。
柄の位置は、好みによりますが
当店ではとりあえず横から見てマークが読めるような位置から巻き始めます。
今回のGIOSのバーテープはウレタン製なので
テンションを上げても切れにくい為、柄が合わせやすいです。
ハンドルのアールの付いた所は、中心の点を決めて扇状に巻いていくと
バーテープがしわにならず、一定のピッチでキレイに巻けます。
ブラケット部は折り返して二重に巻くショップもあるみたいですが
当店はヨーロッパで多い、そこだけよけて巻く方法にしています。
ここで大抵柄が90度ズレるので、ズレた位置からまた柄を合わせて巻いていきます。
ただ、トップ部はワイヤーの関係でハンドルが太くなっているので
必ずしも柄が合うとは限りませんが、GIOSやSILVAのバーテープは合わせやすいですね。
さて最後ですが、ハンドルの径が太くなったところに、
足したところから10センチくらいの長さで斜めに切ります。
逆に切る人が多いので、気を付けて下さい笑
そして、一旦手が離れてしまうので、
洗濯バサミターイム!
ラストの止め方も色々あるみたいですが(ビニールテープ・ねじどめ・付属のテープ等)、
当店では付属のテープを使います。
が、ちょっと違うのが、それを巻く前に、両面テープで下地を作ります。
そうすることで、弱い付属のテープでもしっかりととまってくれます。
最後にエンドプラグをマークの位置をきっちりと合わせ、圧入して
ハイ、完成!
5回くらい巻けば、みなさんもかなり上手くなると思いますよ☆